『リュシル―闇のかなたに』

寒いですね~。最近買った耳あてがとっても温かくて、かなり愛用してます。犬の散歩の時も、ちょっとコンビニに行く時もきっちり装着。寒さ知らずで快適です~

さて、本日はアメリア会員の山口羊子さんが翻訳を手がけられた訳書をご紹介いたします

リュシル: 闇のかなたにリュシル: 闇のかなたに
(2015/01/14)
デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガン

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原作は2011年にフランスで刊行され、ゴンクール賞という大変権威のある文学賞にもノミネートされた作品です。
著者はデルフィーヌ・ドゥ・ヴィガン氏。この名前を聞いてピンとくる方はかなりのフランス文学通。
小説「ノーと私」の著者なのですが、映画にもなったこの作品、このタイトルを聞けば、あ~あれね!とくる方も多いのではないでしょうか。

さてさて、訳者の山口さんから素敵なコメントをお寄せいただきましたので、ご紹介いたします!



本書は、フランスのベストセラー小説の邦訳です。

自殺をした母の姿を目の当たりにした著者が、
自分の知らなかった母の人生をたどり、
その創作の過程を小説にした作品です。

『ゲド戦記』の著者ル=グウィンの書評を引用すると、
これは『自ら命を絶った母に捧げる美しい紙の棺』。
娘として母との関係を問い直しながら、もがく作者の“生みの苦しみ”が
淡々とした文体の行間からひしひしと伝わってきます。

衝撃的ですが、美しく、切なく、胸打つ作品です。
とくに大家族に囲まれた母の子ども時代は優しい光に包まれ、
この作品の魅力になっています。

アメリアが縁結びの神さまとなって刊行に至った作品ですので、
会員の皆さまにはぜひ読んでいただければ、幸いです。
その際には、お手元にハンカチのご用意をどうぞお忘れなく。



今年にぴったりのお名前を持つ山口羊子さん。今年はさらにご活躍の年となりますね!
またご連絡いただけますことを楽しみにお待ちしております!

追記:
著者であるデルフィーヌ・ドゥ・ヴィガンさんが2016年11月5日、来日されることになったそうです。(アンスティチュ・フランセ日本の主催による「読書の秋2016」の招聘作家として招かれたもの。)
ついては、11月6日(日)、朝11時から12時まで、Books Kinokuniya Tokyo ( 紀伊國屋書店 新宿南店 6F洋書売場 )でサイン会。その後、17時から19時まで、アンスティチュ・フランセ東京で、直木賞作家の角田光代さんと一般公開で対談が開かれるそうです。司会は文藝評論家の市川真人さん。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

アメリア事務局 河原

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