『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』

少しずつ年の瀬が迫ってきました
年末になると一年のことを振り返るとともに、
いつもより少し広い視野で大きな流れについて考える時間を
持ったりすること、ありますよね

本日はそんな季節にぴったり
河野純治さんが手がけられた歴史ノンフィクション、
『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』をご紹介します。

一四一七年、その一冊がすべてを変えた一四一七年、その一冊がすべてを変えた
(2012/11)
スティーヴン グリーンブラット

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舞台はルネサンス前夜、15世紀のイタリア。
トスカナ地方の小さな村に生まれた「ブックハンター」ポッジョは
ローマ教皇の書記官となりヴァチカンの中枢まで上り詰めますが、
教会大分裂によって仕えていた教皇は退位。自身も失職の憂き目に遭います。

しかし、古い時代の人文主義に興味を持っていたポッジョは、
この機会に各地の修道院に眠っているギリシア・ローマ時代の
失われた古典を探す旅に出ます

奇跡的に生き残った書物の写本を広げては読み解き、
筆写していくのですが、その中で紀元前の詩人・ルクレティウスの
「物の本質について」に出会います。突然その姿を現した
古の書の再発見が、世界をルネサンスの大きな流れへ導いていき……

時代が大きく変わる引き金となった一冊の本とひとりの男の遍歴、
そしてその後の影響が小説のようにつづられています。
2011年全米図書賞、2012年ピュリツァー賞を受賞した1冊

河野さんからご献本をいただきまずは冒頭だけ
読ませていただいたのですが、知的興奮とともに詩的、
哲学的な物語を追いかけたく、たちまちぐっと引き込まれました。
続きが読みたいです。

多くの方が手に取られますように
河野さん、これからもご活躍をお祈りしています。


アメリア事務局
中川

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