二宮千寿子さん翻訳 『レッドマーケット 人体部品産業の真実』

今日は暗闇に閉ざされた社会問題に切り込んだ、衝撃的な1冊のご紹介です。

レッドマーケット 人体部品産業の真実レッドマーケット 人体部品産業の真実
(2012/04/06)
スコット・カーニー

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翻訳を手がけられたのは二宮千寿子さん。
二宮さん、ご献本のお心遣いありがとうございます

帰らぬ人となった瞬間から、所有権を主張する複数の人々に取り囲まれる遺体。
死者への敬意とはまったく異なる論理に基づき「人体」は分解され、売買の対象となる。
明るみに出ないままに確実に存在する「レッドマーケット」という市場…。

臓器移植、養子縁組、卵子や精子の提供はいまや珍しいものではなく、
私たちは受け取る側の視点のみで何よりの「恩恵」とその状況を
歓迎しているかもしれません。
でもその人間の身体、またその一部はどこからやってくるのでしょうか。

中古車の部品のように人体の一部が売られ、
買われているこの状況には明らかにおかしいことが含まれています。
冒頭から著者がインドで目の当たりにしたショックな
描写が待ち受けており、読みながらも何度も胸がつぶれるような
思いがしました

健康に暮らしていると一生この問題と直接関わることはないかもしれませんが
人として、事実を知り、変えなければならないことなのではないか。
著者の真摯な訴えは、文章からもにじみ出てくるようでした。
この状況を変えたいと願う著者による渾身のルポルタージュです

二宮さん、ご丁寧なお手紙もありがとうございました。
1人でも多くの読者に届きますよう、私も願っています。


アメリア事務局
中川

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