江口泰子さん、島田楓子さん共訳 『真珠湾からバグダットへ』

桜が散り始めました。この風景を日本的、と感じるのはなぜなんでしょうね。
そして他国の人は何を持って自国を思うのでしょうか…

さて、本日は圧巻の1冊をご紹介します。
半世紀に渡り米国権力の中枢に身を置き、不屈の精神で闘い続けた
元国防長官、ドナルド・ラムズフェルド氏の回想録

真珠湾からバグダッドへ真珠湾からバグダッドへ
(2012/03/21)
ドナルド ラムズフェルド

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江口泰子さん、島田楓子さんほかによる共訳書です。
島田さん、ご献本のお心遣いまことにありがとうございます。 
ページ数は註、索引を含みおよそ900ページ
やはりまずは厚みに度肝を抜かれてしまいます

原書のタイトルは“Known and Unknown”
ラムズフェルド氏自身の発言により言葉そのものも
多く聞かれるようになっているフレーズですが、
米国の中心で裏も表も知り尽くしたように思われる
氏の言葉となると一層深みのある響きに聞こえるもの。

私もありがたく拝読しているのですが、
読み進めるほどに印象が強まるのは良心、愛国心に
あふれた誠実で真摯な1人の勇敢な人間の姿と
どうしようもなく人々を翻弄する巨大な「国」の存在

ニュースでは語られようもない、生身の人間が
直面した体験の数々が冷静かつ知的な筆致で語られ
どんどん引き込まれてしまいます。

解説者の谷口智彦氏が書かれているように、
アメリカと強い関係がありながら政治的立場や直接の利害からは
離れている日本人の私たちだからこそ、この回想録を自由な立場で
読むことができるのだと思います。
翻訳書の刊行はとても貴重で喜ばしいことなのではないでしょうか

島田さん、江口さん、刊行本当におめでとうございます。
この大作が今、1人でも多くの方に手に取られますよう私も願っております。


アメリア事務局
中川

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