『これもまた、過ぎゆく』

実家から美味しいメロンと巨峰が送られてきて、フルーツをこよなく愛する我が家は一口食べるごとに「おいしー!!」を連発しておりました。日頃から好きなものをアピールしていると良い事もあるんですね

本日は、アメリア会員の井上知さんの翻訳作品をご紹介します。私は、個人的にぜひ読んでみたい一冊です。井上さんが作品を詳しく解説してくださいましたので、じっくりお読みいただければ幸いです。



~井上さんによる作品解説~
編集者としてずっと一緒に仕事をしてきた母が闘病生活の末亡くなり、喪失感に途方に暮れる主人公が自分の生活を取り戻すまでを描いた小説です。バルセローナで暮らすシングルマザーのブランカは、周囲のすすめに従い、母と過ごした思い出のあるカダケスの別荘で夏休みを過ごすことに。自分の子供二人、女友だち二人、元夫二人、不倫中の恋人、カダケスの人々も加わっての夏休みのゆくえは……? 地中海、白壁の家並み、ダリの愛した小さな町で特別な夏が始まります。――ねえ、わたし、母がいなくてどうしたらいいかわからないんだけど。

2014年秋、フランクフルト・ブックフェアで話題作となった作品の翻訳です。欧米・アジアも含め三十ヶ国で翻訳出版され、「フランソワーズ・サガンとウッディ・アレンを思わせる」と評された一篇。作者の母は名物編集者兼出版社社長エステル・トゥスケツで、彼女の死後書かれた自伝的要素のある作品です。もともとトゥスケツ一族のバルセローナ文壇との関係に興味があったため、早川書房からお話をいただいたときにお受けしました。好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、ある意味地中海らしい小説になっていると思います。


いかがでしょうか!?夏を惜しみながら読むのにぴったりな一冊かもしれませんね。ぜひお手に取ってお楽しみくださいね。

井上さん、お知らせありがとうございました。今後のご活躍もお祈りしております

アメリア事務局 並木

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